EDの解決策を見つけましょう | インプラント

陰茎プロステーシスとは?

陰茎プロステーシス(ペニスインプラント)とは?

陰茎プロステーシスは、男性の陰茎内に挿入される目立たない医療機器(インプラント)で、勃起をサポートするために設計された外科的治療法です。陰茎プロステーシスを挿入することで、必要なときに安定した勃起を得ることが可能になります。
他のED治療法とは異なり、効果が現れるまでの待ち時間がなく、自分のタイミングで勃起をコントロールできる点が大きな特徴です。陰茎プロステーシスは、他の治療法(What is a Penile Implant? How does it work? Surgery | ED Solutions)で効果が得られなかった方や、薬物療法が使えない方にとって、有力な解決策となります。

このプロステーシスの挿入は一般的な外科手術で行われ、多くの場合、手術後数日以内に退院が可能です。術後4〜6週間で性行為の再開ができるようになります¹。
手術の詳細や回復までのプロセス、インプラントの操作方法については、医師と十分に相談し、自分に合った選択をすることが大切です。

陰茎プロステーシスの種類

陰茎プロステーシスは、海外ではすでに標準的なED治療法として広く用いられており、長年にわたってEDに悩む男性が、パートナーとの親密な関係や日常生活を取り戻すための有効な手段として実績を重ねています。
この陰茎プロステーシスには大きく2つのタイプがあります。

 

  • インフレータブルタイプ:
    ポンプを操作することで、下腹部に埋め込まれたリザーバー(液体タンク)から陰茎内のシリンダーに液体を移動させる仕組みです。これにより、より自然に近い勃起を再現することができます。使用後は、液体をリザーバーへ戻すことで、陰茎は柔らかいたるんだ状態に戻ります。
    普段の見た目や触感が自然に保たれるため、審美性や快適性を重視する方に適したタイプです。
    インフレータブルタイプの詳細については、専用のページをご覧ください。

 

Inflatable Penile Implant illustration of the component schema
インフレータブルタイプ
  • ノンインフレータブルタイプ:
    半剛性のロッド(棒状の構造)を陰茎内に挿入するタイプの陰茎プロステーシスです。使用時には、ロッドを手で曲げて適切な角度に調整することで、勃起に近い状態を再現します。
    このタイプは構造がシンプルで、ポンプ操作が不要なため、手先があまり器用でない方でも使いやすいのが特徴です²。
  • ※ノンインフレータブルタイプは日本では薬事未承認です。
Flexible implant with flexible rods
ノンインフレータブルタイプ

どちらのタイプの陰茎プロステーシスも、体内に完全に埋め込まれるため、外見からは目立ちにくく、周囲に気づかれる心配はほとんどありません。
この治療法により、EDに悩む男性が必要なときに安定した勃起を得られ、希望する時間だけ勃起を持続させることが可能になります。

陰茎プロステーシスを選択する際には、ご自身の健康状態、ライフスタイル、希望する使用感、費用面など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
まずは、他の治療法の選択肢についても医師と十分に相談し、それぞれのリスクやメリットを正しく理解したうえで、陰茎プロステーシスが自分にとって適しているかどうかを判断することが大切です。

重要なリスク情報

陰茎プロステーシスの挿入には手術が必要です。手術に伴う一般的なリスクとしては、感染、腫れ、痛み、不快感などが挙げられますが、これらに限らず個人の体調や体質によって異なるリスクが生じる可能性もあります。
また、インプラント挿入後も、感染や組織の損傷(浸食)、デバイスの移動や機能不全などが発生することがあります。これらの合併症が起こった場合には、再手術が必要となることもあります
ご自身の体の状態や既往歴によってリスクの内容や可能性は異なりますので、治療を検討する際は、担当医からリスクや術後の注意点について十分な説明を受けることが大切です。

1: Erectile dysfunction. NIH: National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. (Stand vom Juni 2017) http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/erectiledysfunction.html.

2: Habous M, Malleabe (Semi-Rigid) penile prosthesis. J Sex Med. 2015; 12:1984-1988.

Share this article